相模原市の中学生が小学生をいじめている映像がインターネットの動画サイトに投稿されたことが24日、分かった。中学生が通う学校や市教育委員会には非難の電話が寄せられ、対応に苦慮している。...

相模原市の中学生が小学生をいじめている映像がインターネットの動画サイトに投稿されたことが24日、分かった。中学生が通う学校や市教育委員会には非難の電話が寄せられ、対応に苦慮している。

 投稿された動画には、中学3年生の男子生徒が小学2年生の男子児童にわざとぶつかり、因縁をつけている様子が写っている。  同日会見した市教委によると、投稿したのはこの生徒ら同じ中学校に通う3年生の3人。15日午後4時ごろ、「何か動画を撮って投稿しよう」と話し合い、通り掛かった男子児童をいじめているところを携帯電話で撮影した。その場で投稿したという。  中学校の教員が21日に動画を見つけ、校長を通じて市教委に連絡が入った。生徒たちは反省し、謝罪したい気持ちを示しているが、児童の親は映像がネットで流れていることにショックを受け、「謝罪はしばらく遠慮してほしい」と話したという。  児童には心のケアのためカウンセラーが面談を行い、中学校では全校集会と臨時保護者会が22、23日に開かれた。24日午後3時までに学校と市教委に寄せられた非難の電話は約450件。動画は撮影した生徒がサイトから削除したが、ネット上で拡散している。市教委は「ネットではいじめた生徒の名前も特定されている。いじめられた小学生だけでなく、中学生の安全もケアしていかないといけない事態」との認識を示した。職員による通学路のパトロールを行うほか、カウンセラーを派遣することにしている。ネットにいじめ動画、相模原の中学生が投稿/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ — 神奈川新聞社