先日のエントリーでも書いたが、今日本人に足りないのは、なにもしない時間だと思う。常に日本社会と寄り添って生きていて、自分自身と向きあう時間が本当に少ない。高校を卒業したら、大学。大学を4年間卒業...
Published by atasinti,
先日のエントリーでも書いたが、今日本人に足りないのは、なにもしない時間だと思う。常に日本社会と寄り添って生きていて、自分自身と向きあう時間が本当に少ない。高校を卒業したら、大学。大学を4年間卒業したら、就職、、と多くの人が決まった流れで生きている。結局のところ、自分の幸せや生き方は自分自身としっかり対話していかなければ、どうしてもズレがでてしまうと思うんだ。他の人の幸せが、その人の幸せだとは限らない。思い込ませているだけで。僕はその何もしない時間、自分と徹底的に向き合う時間は、一旦自分の普段いる環境を離れてみないとわからないものなんじゃないかと思っている。 旅での出会いもきっと、人生を見つめ直すいい機会になると思う。普段日本にいたら、絶対会わないような人たちと旅で会い、毎回価値観が変わっていく。これから日本もどうなっていくかわからない中で、短期間でも海外に行ってみるということは大きな財産にもなる。もしかしたら、旅に出たことをきっかけに、その訪れた国で働くようになるかもしれない。人生何が起こるか本当にわからない。 海外で色んな日本人と会ったが、日本という社会に合わない日本人が沢山いた。この人、絶対日本で生きていけないな。日本の社会にいたら、絶対こんなに笑顔じゃないな、楽しくやれていなって言う人と旅中に何人もあった。でも自分らしく生きていて、かっこいいなーて思った人が多かった。インドを何年も超貧乏で放浪している人も、今その人が楽しいんだったら、それは一つの人生だし、素晴らしいと思う。必ずしも日本で生きることが、すべての日本人にとって正解ではないし、日本という常識にその人を当てはめる必要なんてないし、そうすべきではない。実際、日本社会に合わない日本人って多いと思う。 旅を終えて、だいぶ気持ちが軽くなったのは、自分の中に日本以外で生きるっていう、人生の選択肢が増えたからだと思う。最悪すべてが失敗して、崩壊しても、どっかでなんとかなると思っているところ。やっぱり人間、心の拠り所のようなものが必要で、そういう場所が一つ他の国にもあってもいいと思う。僕にとってダハブという場所はそういう場所で、それが一つ自分の自信にも繋がっている。就活に失敗して死にたくなるくらい悩んだら、エジプトのダハブに行ってみるといいと思う。 | Hibilog