ソフトバンクモバイルの顧客情報を不正に取得、開示したとして同社代理店の元店長らが逮捕された事件。情報を得ていた調査会社がNTTドコモやauの顧客情報も入手できると宣伝していたことが新たに分かるな...

ソフトバンクモバイルの顧客情報を不正に取得、開示したとして同社代理店の元店長らが逮捕された事件。情報を得ていた調査会社がNTTドコモやauの顧客情報も入手できると宣伝していたことが新たに分かるなど、事件は広がりを見せている。携帯番号と名前から住所や家族構成が漏れる実態が明らかになった発端は、暴力団捜査をめぐる事件だった。警部宅へかかった一本の脅迫電話 愛知県警の警部(48)の自宅へ平成22年7月、一本の電話がかかってきた。警部の次女の実名を挙げ、暴力団捜査の中止を求める脅迫電話だった。 当時、県警は名古屋市中村区に本部のある指定暴力団山口組弘道会への取り締まりを強化していた。弘道会は山口組6代目組長の出身母体であり、会長は山口組ナンバー2を務める。山口組の下部団体約1350団体の中で最有力の2次団体とされる。 脅迫電話を受けた警部は、この弘道会の捜査などを担当していた。なぜ次女の名前が分かったのか。県警の捜査で、警部の住民票が不正に取得されていたことが分かった。 今月4日に名古屋地裁で言い渡された事件の判決によると、警部の住民票は22年4月以降、東京都内の司法書士事務所経営者や元弁護士の男(48)が、偽造した職務上請求書を使って取得したものだった。 住民票の請求に必要な警部の住所は、どのように漏れたのか。【衝撃事件の核心】ソフトバンクだけじゃない? 携帯番号と名前から住所や娘の名前だだ漏れの実態+(1/4ページ) - MSN産経ニュース