もちろん捜査が終わりましたとか、そうゆう説明はいっさいなく、あわただしく次の部屋に向かっただけです。思い起こせば、お邪魔します、とかお邪魔しました、とかの挨拶はないんですね。あらためて説明し直す...
Published by atasinti,
もちろん捜査が終わりましたとか、そうゆう説明はいっさいなく、あわただしく次の部屋に向かっただけです。 思い起こせば、お邪魔します、とかお邪魔しました、とかの挨拶はないんですね。 あらためて説明し直すと、家宅捜索とは「有無を言わさず部屋に踏み込んで無理矢理パソコンの中をかき回して無言で帰ってゆく」、そんな感じです。 一時間ぐらいの捜査でしたが、寝起きと緊張で、昔短距離を全力疾走したあとで貧血で気分が悪くなるような状態で、しばらく横にならざるをえませんでした。 もし体調が優れなかったり、抗うつ剤でも飲んでいるような状況であれば、かなりのダメージだったと思います。 (もし、同居人のお年寄りがいるならば、おばあちゃんが事情も分からず、いったい何事なの、なにをしでかしたの、とか、かなりの心労をかけることは間違いありません。私でも、かなり動揺して、翌日ぐらいまでは、いろいろ考えてしまって仕事に手がつかないぐらいでした。) この話を友人にしたら、「警察って捜査するときには、あらかじめ目星をつけてから来るっていうぜ。お前、犯人だと疑われていたんだろうな。」とか言われて、ああ、やっぱり疑われていたのか、と改めて思いました。 実際、一番最初に家宅捜索をうけたのが私の部屋だったわけだし、寝起きだったので、よく覚えていないが、玄関をあけたときから「あなた心当たりありますよね」みたいなことを言われた記憶があります。 あと、「あなたぐらいの年齢の独身男性が…のはずがない」とか「どうしてファイル共有をしないんですか」とか、言葉の節々に、犯罪者をみる偏見を感じられないこともない…。 事前情報としては年齢・職業・出身地、顔写真などは簡単に調べられるので、「田舎から出稼ぎにきたコンピュータに詳しいが一人作業が好きなモテない中年ブサ男 = 滑舌が悪く人間関係がうまくゆかないのでネットに慰みをみつけてバランスをとるしかなく、成人女性が怖いから第二次性徴を迎えていない幼女にしか性的興奮を覚えない、どうしようもないロリコン」とかいうステレオタイプ的図式を思い浮かばれてしまったのかもしれない。 ここまでひどい連想かは知らないが、一般人はともかく、仕事で捜査している警察の人間が、私を第一に考えるということは、過去事例からして、実際に、私みたいな年齢や職業が多かったのかもしれない。 あるいは友人曰く「Facebookのプロフィール写真をみて、人相悪いからじゃない」とかいう意見も…。 たぶん、警察も使っているだろう、と友人はいっておりましたが、たしかに、そんな気がします。 なんか、それもありそうな気がしたので、Facebookの写真もかえました。 見た目が悪くても中身で勝負とかは、さすがに犯罪の嫌疑をかけられるまでとなると、そうも言ってられませんので。 (このレオパレスの物件が、どの程度のものか、私が契約したわけでも金を払っているわけでもないので知らないですが、外国人や一時的な出稼ぎ労働者が使う良くない印象を警察がもっていた可能性もあるかもしれません。近所からのクレームが多いアパートのようです。私も、その住人の一人なわけでして。)児童ポルノ法が私に及ぼした実害と、今後増えると予想される家宅捜索 - seraphyの日記