活発な前線の影響で、九州北部や関東などに発達した雨雲がかかり断続的に非常に激しい雨が降っています。神奈川県では朝のうち、九州北部では昼ごろにかけて局地的に1時間に70ミリから80ミリの猛烈な雨が...

活発な前線の影響で、九州北部や関東などに発達した雨雲がかかり断続的に非常に激しい雨が降っています。神奈川県では朝のうち、九州北部では昼ごろにかけて局地的に1時間に70ミリから80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあり気象庁は土砂災害や川の増水などに厳重な警戒を呼びかけています。 気象庁によりますと、南から暖かく湿った空気が流れ込んで前線の活動が活発になり、九州北部から山口県などで発達した雨雲がかかっています。午前6時までの1時間には、福岡県久留米市の耳納山で80ミリの猛烈な雨が降ったほか、福岡県の英彦山で78.5ミリ、福岡県久留米市で66ミリ、大分県中津市耶馬溪で50ミリ、横浜市で38.5ミリの雨を観測しました。このほか神奈川県山北町の丹沢湖では午前3時10分までの1時間に統計を始めてから最も多い104.5ミリの猛烈な雨を観測し、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を出しました。記録的な大雨で土砂災害が相次いでいる九州北部では、降り始めの今月11日からの雨量が多いところで650ミリを超えています。福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、それに神奈川県では、これまでの雨で地盤が緩み、土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。また、福岡県と大分県では川が増水して氾濫の危険性が高くなっている地域があります。気象庁によりますと、神奈川県では朝のうち、九州北部と山口県では14日昼ごろにかけて雨雲が発達しやすい状態が続き、局地的に雷や突風を伴って1時間に70ミリから80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。15日の朝までに降る雨の量はいずれも多いところで九州北部と山口県で200ミリと予想されています。また、西日本から東北の広い範囲で大気の不安定な状態が続き、各地で雷や突風を伴って激しい雨が降るおそれがあります。気象庁は土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに、特に九州北部などでは落雷や竜巻などの突風にも警戒するよう呼びかけています。九州北部など 猛烈な雨に厳重警戒 NHKニュース