呼び名で分かる、発言者や発言対象の立ち位置 ここまで女性呼称の幾つかについて、そのニュアンスの傾向や変化を観察してきました。その結果、5つある造語法のそれぞれが、異なる傾向を示すことが明らかにな...
Published by atasinti,
呼び名で分かる、発言者や発言対象の立ち位置 ここまで女性呼称の幾つかについて、そのニュアンスの傾向や変化を観察してきました。その結果、5つある造語法のそれぞれが、異なる傾向を示すことが明 らかになりました。「○○女(じょ)」と「○○女子(じょし)」はポジティブ、「○○女(おんな)」はネガティブ、「○○子(こ)」はレトロ、「○○ガー ル」は常にニュートラルという傾向です。
このような呼び分けは、発言者が自覚している以上に、発言者の思いや対象の見方を表明していることになりそうです。「干物女」のことを「干物女子」とは 呼びにくい。逆に「干物女」の反対語として「ステキ女子」が登場する。このような状況には、おそらく今回説明したような呼び分け事情が作用しています。そ の事情を理解したうえで、今後登場する女性呼称をながめてみると、発言者や発言対象の立ち位置がより理解できるかもしれません。 違いが分かる? 「○○女」と「○○女子」、「○○ガール」:日経ビジネスオンライン (via darylfranz) 熟じょ? (via motomocomo)