東京都が購入に動いていた尖閣諸島を、野田政権が国有化する方針を固めたことが明らかになった7日、尖閣諸島の行政管轄権を持つ沖縄県石垣市では戸惑いが広がった。 中山義隆市長は「国が購入するだけではま...

東京都が購入に動いていた尖閣諸島を、野田政権が国有化する方針を固めたことが明らかになった7日、尖閣諸島の行政管轄権を持つ沖縄県石垣市では戸惑いが広がった。 中山義隆市長は「国が購入するだけではまったく意味がない」と指摘する。中山市長は、尖閣諸島への上陸調査の許可を国に求め続けているが認められたことはない。中山市長は「公的機関が持っている方が安心感はあるが、上陸を認めない今のままの状態なら意味がない。都が買うのが筋だ」と強調した。 漁師の家に生まれた石垣市の無職男性(60)は「都が買えば、漁場開発や避難港の設置が進みそうだが、国が購入すると、そのまま塩漬けにされそうだ」と話した。一方で、漁師の比嘉康雅さん(55)は「政府はようやく重い腰を上げた」と話すなど、国有化を歓迎する声もあった。【尖閣国有化】「東京都が買った方が…」 石垣に戸惑い - MSN産経ニュース